トランプ大統領の相互関税発令により下落トレンドに変わりつつある株式市場ですね。私みたいなまだ初めて2年とかの株初心者だと、右肩上がりの相場しか経験していなくて、この下げトレンドでどうしたらよいか困惑しているのではないかと思います。かくいう私も同じでして、投げ売りすべきか、現物だからじっと耐えるのがよいかと色々思い悩む週末でした。
上級者であれば、こういう局面で売りで入るということも大いに考えられるのでしょうが、私の場合は現物の口座しかなく、信用口座は解説していないため空売りすることはできません。でも、あれこれ悩みながら調べていくと下落局面で利益の出るインバース型ETFというものを見つけましたのでいくつかご紹介します。
紹介するといっても、もちろん推奨の意図はありませんので、投資は各自の判断・責任の下でお願いいたします。
インバース型ETFとは、どんな商品か?
インバース型とは、元の日経平均株価やTOPIXに負の倍数をかけて算出される指標です。つまり、通常の日経平均株価に連動するETFであれば、日経平均が上昇すればETFの指数も上昇する一方で、このインバース型は日経平均が上昇すると、下落します。
このインバース型の何が良いかというと、信用口座を開設していない私のような初心者でも暴落時には利益を出すことができる商品です。株の空売りであれば、信用口座を開設していないとできません。なんとなく信用取引って怖いと思って信用口座を開設していない方も多いのではないでしょうか。
そんなインバース型ETFにどんなものがあるかというと、上で挙げた日経平均株価やTOPIXもあれば、米国のS&Pやナスダックを扱ったものもあります。具体的には以下のようなものがあります。
証券コード | 銘柄名 | 株価(2025.4.4終値時点) |
---|---|---|
1456 | iFreeETF 日経平均インバース・インデックス | 2,792円 |
1457 | iFreeETF 日経平均インバース・インデックス | 3,175円 |
2238 | iFreeETF S&P500インバース | 7,529円 |
2842 | iFreeETF NASDAQ100インバース | 19,925円 |
表には挙げていませんが、銘柄名にダブルとつくものは指数の2倍値動きが変動します。それだけリスクが高くなりますのでご注意ください。
インバース型ETFのデメリット
証券会社に口座開設していれば、普通の日本株と同じように気軽に買えてしまうインバース型ETFですが、デメリットというか注意点もあります。
インバース型ETFのデメリットとは複利の影響で利益が逓減するため、長期間保有するのには適していません。詳しくは数学的な話になりますので、詳細は証券会社のHPに譲ります。
したがって、私の場合は暴落のような局面でまだ現金の余力があるが、まだもう少し下落するだろうなというときに買い持ちの現物を握ったまま、一時的にリスクヘッジとしてこのインバース型ETFを買ってみたりしてます。正しい使い方なのかはありませんが、ここまでの経験上、私がこのインバース型ETFを買いたいと思う頃には、すでに底が見ていることがあり、利益が取れたのは1,2日と短期間でした。
それでも暴落時には、心の気休めとして持っておくのもありなのかなと思っています。
このインバース型ETFを買うにしろ、リバウンドがあると思い買い向かうにしろ、こういうタイミングでは最悪のケースを想定して行動することが一番の策なのかもしれませんね。
来週開けると、またがらりと相場観変わっているかもしれませんが、退場しないように生き残ることだけを今週は念頭に置いてやって行きたいと思います。
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