今週のハイライト(2024年10月14日週)

日本株

今週の出来事

今週の日経平均は週間で624円安(-1.58%)の38981円まで下落。先週までの米国株の流れを受けて、3連休明けの日経平均はザラ場で4万円台を回復したが、引けでは4万円割れ。選挙相場でお祭り騒ぎかと思えたが、自民党の苦戦が相次いで報じられたことも影響し、週を通して売買代金は低迷、盛り上がりに欠ける展開となった。このあたりの政治の不透明さにより海外投資家が積極的に売買していないと思われる。米国市場は、銀行株の良好な決算が影響し、金融株などがしっかりだったが、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが2025年通期の業績予想を下方修正したことを受け、半導体株が総じて下落。日経平均の押し下げ役となった。なお、台湾のTSMCは好決算であったが、それほど日本株には影響を与えなかったように感じる。

なお、チャートをご覧いただけると分かるが、日経平均は先週から8日間連続陰線である。個別の銘柄で注目していた眼鏡のZoffを運営しているインターメスティックが10月18日(金)に上場。前場で1840円くらいまで売り込まれるが、後場は持ち直して1981円で引け。JINSのように、そのうち株主優待とか導入してほしいですね。(JINSは100株保有で9000円分のお買い物優待券配布)

33業種の値動き

前段で触れた通り、日経平均は8日連続陰線だったこともあり多くの業種で下げる週となりました。そんな中でも大きく上げていたのは銀行、電気・ガス、海運です。

銀行はアメリカの金融株が上げていたことから釣られて上昇したと思われます。3メガバンクの決算発表は11月14日(木)予定ですので、それまで上げていく可能性もあります。最近はピークからやや売り込まれていましたので盛りかえしてくることで日本市場が活気づきます。

電気・ガスについては、原子力発電所の再稼働についてのニュースがちらほら出てきているようです。ただ、よくこういったニュースなどにより上げ下げしていますので、少し上げたからと言って飛びつくのは危険ですね。

来週の重要イベント

来週は何といっても大型IPOである東京メトロの新規上場が水曜日に控えています。Xなどでは当選したなどの報告であふれていました。それだけ注目されている東京メトロのIPOですが、投資歴の浅い株主も多そうですので、ちょっとのことで売り込まれるのではないかという気がしてます。一方、人気により変えていない方も多いことが推測されるので初日は結構上げるかもしれませんね。

その他、もう少し長い目で今後について見ると来週は決算発表が57社と控えめですが、再来週以降は怒涛の決算ラッシュとなります。その前には選挙も終わりますので、併せて好決算が多ければ市場全体が活気づき、海外からのお金も多く流れ込んでくるのではと思っています。

  • 10月23日(水):東京地下鉄(東京メトロ)が東証プライムに新規上場
  • 10月25日(金):信越化学工業、ファナック決算発表

終わりに

選挙が荒れそうなため、それまで株式市場は軟調だと思います。一喜一憂で大きく上げ下げする場面も出てくると思ますが、慌てて飛びつかないように冷静に見ていきたいと思います。なお、東京メトロのIPOは応募してなかったので、来週のお祭りは遠くからそっと見守ることにします。

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